アマオケ奮闘記、目次3ページへ

2016年1月

第64回定期演奏会

2016年5月22日(日):奈良県文化会館国際ホール
客演指揮:井村誠貴
ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」序曲
ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」第2組曲
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調作品92   1楽章  2楽章  3楽章  4楽章    
シューベルト:『キプロスの女王ロザムンデ』作品26より第3幕間奏曲(Encore

おおげさですが、いまは放浪しおりません。奈良のオケでチェロの一員として体力と気力がつづくまでやります。
これが新年の誓いであります。

すべての繰り返しありの演奏   
すごかった

井村氏よりいただいたコメント

奈良響はベト7、ファリャに向けて毎日こつこつ練習
この年では、なんといっても繰り返し練習あるのみ。
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大学OBオケ50周年にむけ、練習参加1月末山梨にGO

交通費がいたい・・・・・・なんせ遠いです
       ▼  DVD集に寄せて  奈良交響楽団             井村氏の創立した市民オケに入団したのは私が26才で、練習場の近くの会社に就職してのすぐのことでした。中之島中央公会堂での練習は毎週金曜日でした。井村氏は毎週、楽団通信を書かれていました。そこには各パートごとの出席率が書かれていました。毎回の練習を本番のつもりで参加することが大切と思われていたのでしょう。▼ また練習場の予約はいつも井村氏が、仕事を犠牲にしてまで一人でされていました。氏は、住宅新聞に勤務され営業の合間にされていたと聞いています。途中で退社された理由が、そのことと関係しているようで、仕事以上に音楽やオーケストラ運営に情熱を傾けておられたせいでしょう。▼  入団してしばらくして、なにかの用事で氏のお宅に行きました。その時の定演の曲は「運命」でしたが、氏はなんと運命のLPレコードを50枚近く持っておられました。LP50枚聴き比べして勉強をなさっていたのでしょう。びっくりしました。▼ 氏はまた市民オケの低弦のトレーナーとして大フィルからコントラバス奏者の木村俊明氏を呼びました。▼ おかげで私たちCB、低弦はプロから手ほどきを受ける恵まれた環境 になりました。1か月に一度は土曜日の特訓、また木村氏の自宅での練習とプロのCB奏者との指導のもと、めきめき市民オケのCB低弦のレベルは向上しました。▼ これも井村氏が、木村氏を市民オケに呼んでくださったおかげです。私は大学時代プロからの指導を受けたことがなかったので、市民オケでの12年間が今の私の音楽の基礎を作ってくれたと思います。▼ 1983年夏、臨時総会において井村氏は、団長を辞任されました。残念なことでした。1988年私は奈良に引っ越し市民オケを退団しました。そして2年後、創立20周年の市民オケの懇親会があり、井村氏もこられていてスピーチをされました。「私は市民オケを去ったが、一日たりともこの団のことを忘れた事はありません。」と。わたしは井村氏はわが子のように市民オケを大切に思ってこられたことを感慨深く聞きました。▼ いま、大阪市民管弦楽団は関西のアマオケでトップクラスです。創立から13年間団長を務めて基礎を作ったのは井村氏です。そういう意味でも井村氏は関西のアマチュアオーケストラの産みの親でしょう。▼ 井村氏指揮、最後の曲「ベト7」をその息子さんの井村誠貴氏の指揮で33年ぶりに再び演奏できるのもの感慨深いものがあります。 
     ▼ 2016年4月

ベト7は最高に盛り上がりました 

2016年5月 定演終わる

なんと、指揮の井村氏は、市民オケ時代の息子さん。父さんのDVDを進呈したらとても喜んでいただいた。

DVD紹介

感無量!

奈良交響楽団の団員の方で、元大阪市民管弦楽団でコントラバスを弾かれてた方がおられました。初回練習の際に、『覚えてますか!?コントラバス弾いていた東です!』と!!顔を拝見した瞬間に40年前の光景が浮かびました。涙が出るほど嬉しかったです。

その東さんが、大阪市民管弦楽団でコントラバスを弾かれてた1970年代に、個人でビデオカメラをお持ちで、オフィシャルではない映像を撮られていました!

そして今夜の練習の際に、『これ、作って来たからもらって!』と、8枚組になったDVDを下さいました!!!

何と言えば良いのか、言葉が見つかりません。大阪市民管弦楽団を指揮している父の映像が残っていたなんて!!

古いものは1978年の映像!!
この時代に個人でビデオカメラをお持ちの
方はなかなかいないはずです!こんな映像を今DVDとして観れるなんて!!

東さんは現在、奈良交響楽団でチェロを弾いておられます。『コントラバスは重くて運ぶのが大変』と東さん。

DVDには東さんからのメッセージが添えられていました。皆さんにも読んで戴きたく添付しました。

涙が溢れてきます。

この瞬間に奈良交響楽団を指揮させて戴くのは偶然ではない必然だったようにも感じています。そして、演奏する曲が、
大阪市民管弦楽団で父が最後に指揮した曲、そして父が亡くなる前に『葬式にはこの2楽章を』と言い残した作品、
ベートーヴェンの交響曲第7番を指揮させて頂きます。

何という巡り合わせ。
何という導き。
何という喜び。 

言葉が見つかりません。
こんな幸せが待っていたなんて。

帰宅して落ち着いたら、ゆっくり父の姿を観たいと思います。

東さん
本当にありがとうございました。

新アマオケ放浪記 2

  2016:1 から

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