秋の演奏会 感想

ウィーンフィルコンサートマスター
ライナー・キュッヒル氏
(ヴァイオリン)演奏会   
    第15回奈良大学コンサート 2002年10月26日(土)14:00開演

演奏曲目

  ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調    
  ブラームス/ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調
  ストラヴィンスキー/イタリア組曲
  ヴュータン/情熱的幻想曲
  サン=サーンス/序奏とロンド・カプリチォーソ
  ヴィエニャフスキ/華麗なるポロネーズ第1番ニ長調
           アンコール4曲

 なんと、入場無料なんです。会場は1000名入れます。この日は満員でした。私は妻と娘(高校3年)でなんと12時過ぎには着きました。学生食堂で370円のマーボーなす定食を食べました。
 1時頃から並びました。前から20番ぐらいでした。場所は学生が学習も出来るように椅子が広めにとってあり、たいへんゆったり座れました。

  ベートーヴェンの1番は幕開きの曲にふさわしく、さわやかで、躍動感と若さあふれた演奏でこれからを十分期待させてくれるものでした。
 そしてメインのブラームスは、秋の季節にふさわしく、内省的な響きの中にも、キュッヒル氏の確実なテクニックですばらしいものでした。またピアノの加藤氏も情感あふれた熱演でこれ御2人ですばらしく盛り上がった演奏でした。
 これだけでもう十分であるにもかかわらず、第2部でも重量のある3曲を演奏されました。その上アンコールを3曲、これまた重量感のある曲でした。
 よくスタミナがあると、私はこれまた感心しました。これも長年ウィーンフィルでやってこられたことからしても、当然なのでしょう。 

  ひたむきに弾かれる氏。大げさな身振りなどなく、とても真摯に弾かれる氏。これもソリストとしてではなく、やはりコンサートマスターとして弾いてこられたこれまでの人生がそこにあるのでしょう。(勝手な推測)

  ちなみに氏と私は同い年。




アンコール4曲も弾かれ、疲れた様子もなく、にこやかに花束を受けられる両氏。 

 






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